もし、認知症になったらどんな介護を受けたいか親に聞いておく。

親が認知症になる・・・なんて、予測できるものでもありませんし、自分の親に限ってそうはならない。と、思っている人も少なくありません。

しかし、実際には、物忘れがあったり、不可解な行動を目にしたりしても加齢によるものと思い込んでいたりするので「認知症」であることに気付くのに時間がかかったりしているのです。

そこでこのページでは、「親の異変に気付き、もしかして認知症では?」と感じた時にできる対処法と認知症にならないためのサポート方法をご紹介します。

認知症について親の本音を聞いておく方法

親が病院の検査で「認知症です。」と診断された時には、症状はもうすでに相当進んでしまっていることがよくあります。

この時に困ってしまうのが、実は治療法だったりします。親の認知症の症状によっては、どんな医療を希望し、どんな介護をされたいか、また財産管理に関してその日によって言うことが異なったりするので判断することができず、私たち家族や周りの人を振り回してしまうというケースがよくあります。

そうなってしまうと「本当はどうしてほしかったのかなー?」という思いを引きずりながら、さまざまな判断を子供であるあなたが決断しなければならないことになります。

そうならないためには、言いずらい話ではありますが、親の元気なうちに「認知症になったら、どうのようにしてほしいのか」聞いておくとよいでしょう♪

ですが、そのようなお話は、なかなか聞きにくいことでストレートに聞いてしまうと感情的になるのでなかなか本音を聞くことができないものです。そこで雑談のなかでさりげなく本音を聞き出す方法があります。
「知り合いのお母さんが認知症になって大変だったらしい」と他人の話しから入って、「お母さんなら、どうしてほしい?」と話をむけると案外素直に話してくれたりします。

たとえば、「身体が不自由になったら、それでも家族と一緒に住みたい?」、「認知症になったら、専門の介護施設に入って治療したい?」。それとも・・・などといった親の思いや希望の本音を聞けたら、家族でその思いを共有しておきましょう。

この時に重要となるポイントは、家族のなかでも親が最も信頼できるキーパーソンを決めておくことですね。親が信頼している家族の最終決定した治療法ならば、親も納得し、安心して治療をはじめられる理由があるからです。

認知症になったら、78%の方が施設での介護を希望する本当の理由とは?

認知症について、オリックス・リビング株式会社様の資料「介護に関する意識調査」を見つけましたのでご紹介したいと思います。

自分が認知症になって大切な人のことが分からなくなったら、78%の方が「施設で介護をしてほしい」というデータがでています。そして、17.2%の方が「大切な人に介護してほしい」というデータ結果があります。このデータは、元気な今だからこそ、自らを冷静にみつめ、老後を見据えたうえでの本音と解釈できます。

その施設に入りたい理由としては、67.2%の方が「大切な人に迷惑をかけたくないから・・・」です。そして、22.0%の方は、「他人に介護されたほうが気がラク」というのです。また、「大切な人のことは分からないのなら、誰でも構わない」という方も10.3%いらっしゃいます。いずれも「大切な人に迷惑はかけられない」という思いがたてまえあっての本音といえます。。

それに対し、大切な人に介護をしてほしいという人の理由としては、「自宅にいたいから」が43.2%で、「他人に介護されたくないから」が29.1%。そして「施設に入りたくない」が25.1%になっています。むしろ、こちらのほうが「人に迷惑をかける」「家族に面倒を見てもらう」などをどがえしすれば、本当の本音なのかもしれませんよね。

認知症は、早期発見することがカギとなる!その方法教えます。

あなたが、実家に帰った時、久しぶりに会った親の行動に「あれっ、もしかして認知症?」と思える姿をみたことはありませんか。

物忘れが目立つようになったり、知り合いの顔を思い出せなかったり、好きだった趣味に興味がなくなり、身だしなみにもすっかり気を使わなくなってしまっていたら要注意。親の年齢が70歳を超えて行動に少し異変を感じたら、「もしかして認知症かも?」と疑ってみるのも認知症の早期発見のカギとなります。

友人の母の場合は、「お財布を盗られた」とか「宝石を盗まれた」というようなことが度々おこり、認知症を疑うきっかけになっとそうです。

ただ、このような行動がみえたとしても一概にすべてが認知症とはいいきれないのです。うつ状態であったり、アルコール中毒だったり、糖尿病などの別の病気だったりするかもしれないのです。また、せん妄といって急にボケてしまうような症状であり、この場合は一時的なもので回復するといったケースもみられるのです。

いずれにせよ、このような異変を感じるようであれば、早めに受診することをお勧めします。もし認知症だった場合は、早期発見・早期治療が何よりも大切だからです。
受診される病院は、精神科のほか「物忘れ外来」「認知症外来」などの名称で専門医の診断が受けられる病院がありますので早急に受診されてみてください。

認知症を予防するためにできる驚きの方法

できることなら、認知症にはなってほしくないものです。ですが、高齢化社会といわれる今では、85歳以上の4人に1人は認知症といわれるほど認知症は身近な病気なのです。そこで認知症予防のために私たちができることはどんなことがあるのか、調べてみましたので参考にされてみてくださいね♪

「そもそも認知症に、なぜなってしまうのでしょう?」その原因は、アルツハイマー病が60%、脳血管障害が20%といわれています。
裏を返せば、アルツハイマー病と脳血管障害に陥らないための対策をすることで認知症の予防に大きくつながってくるのです。

そのためには、単調な生活にならないように頻繁に連絡をとったり、ときどき買い物や旅行に一緒に行くことなどはとても効果的ですし、健康的な食生活のサポートもしてあげられることで体調なども大きく変わってくると思います。

では最近の研究で認知症になりにくい生活習慣がわかってきましたので、認知症の主原因であるアルツハイマー病や脳血管障害を防ぐ方法をまとめてみました。

やれば必ずできる「認知症になりにくい7つの生活習慣」

生活習慣 その1
▶ビタミンC、ビタミンE、βカロテンが豊富な野菜や果物を積極的に食べる

生活習慣 その2
▶青魚を積極的に食べることでDHAやEPAを豊富にとる

生活習慣 その3
▶ウォーキングなどの有酸素運動などで日頃から身体を良く動かす

生活習慣 その4
▶脳トレになるゲームや楽器演奏、ダンスなどを楽しむこと

生活習慣 その5
▶日記つけたり、手紙を送るなどで、文字を書く習慣を付ける

生活習慣 その6
▶趣味などを通して日頃からよく人と会話を楽しむこと

生活習慣 その7
▶食材を選び、段取りを考えて料理をつくる

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