症状セルフチェック法で「認知症」を早期発見!

知っておきたい!コレが「認知症」の症状

認知症の症状は、大きく分けて二つに分類されます!
それが、「中核症状」と「行動・心理状態(BPSD)」の二つです。

「中核症状」とは?
みなさんが知られている記憶などが失われてしまう「記憶障害」、時間や場所、道順がなどが分からなくなる「見当識別障害」、考える力が衰えてしまう「理解・判断力の低下」、手順や使い方が分からなくなる「実行機能障害」などがあげられます。
どうですか、同じ中核症状でも大きく4つにわけられていると理解され、知っておくことで「もしかして、認知症かも?」と思えた親の行動異変にも気づきやすくなりますね。

そして「行動・心理状態(BPSD)」とは?
みなさんご存知の徘徊(徘徊)、幻聴、せん妄、暴言、失禁、異食、過食、睡眠障害などにあたります。
それぞれに個人差はあるものの、もし親にこのような疑わしい症状が見えた場合であっても早期発見し、早期治療することが重要ポイントとなります。

それで調べてみたところ、「公益社団法人 認知症の人と家族の会」様でだされている早期発見につながる「セルフチェック法」というものをみつけましたので活用してみましょう。

認知症早期発見の目安がわかるチェックシート

毎日の暮らしの中でよく見られる「認知症ではないか?」と思われる言動を家族の方が、まとめられた資料ですので医学的な診断基準ではないかもしれませんが、認知症早期発見の目安となると思いますのでぜひ、セルフチェックをしてみてください。

【もの忘れがひどい・・・】
□ 今、切ったばかりの電話相手の名前を思い出せない。
□ 同じことを何度も言ったり、聞いたり、行ったりする。
□ しまい忘れ、置忘れが増え、いつも探し物をしている。
□ 財布、通帳、衣類などを盗まれた、と言って人を疑う。

【判断・理解力の衰え・・・】
□ 料理、片付け、計算、運転などのミスが多くなった。
□ 新しいことが覚えられない。
□ 話のつじつまが合わない。
□ テレビ番組の内容が理解できなくなった。

【時間・場所が分からなくなる】
□ 約束や日時、時間を間違えるようになった。
□ 慣れている道でも迷ってしまうことがある。

【人柄が変わる】
□ 些細なことでも怒りっぽくなった。
□ 周りへの気遣いがなくなり、頑固になった。
□ 自分の失敗を人のせいにする。
□ 周囲の人から「このごろ様子がおかしい」と言われたりする。

【不安感が強い】
□ 一人になると怖がったり、寂しがったりする。
□ 外出時、持ち物を何回も確かめる。
□「頭が変になった」と本人が訴える

【意欲がなくなる】
□ 下着を替えず、身だしなみに構わくなった。
□ 趣味や好きなテレビ番組に興味を示さなくなった。
□ ふさぎ込んで、何をするのもおっくうがり、いやがる。

どうでしょうか?

もし、あなたが親と一緒にいて思い当たる項目は何項目ほどありましたか。

セルフチェックといっても家族の目から見える目安ですので、本人自らが、自分をチェックされたとしても、判断基準があいまいですので正当な判断ができません。

もし、あなたが自分の親を見ていていくつか思い当たることがあれば、早めに専門家に相談されることをお勧めいたします。

なぜなら、早期発見があなたの人生をも変えてしまうこともあるからです。

親の認知症を探す方法とは?

親が認知症であるかどうかは、親と同居していたり、近くに住んでいていつも親に会える環境であれば、親の変化に気付きやすいかもしれません。

しかし、最近では遠く離れていて住んでいる方も多く、そのようなわけにはなかなか上手くいかないのも事実です。

たとえ、会えたとしても数時間の滞在だけでは、症状が見えにくいものですので、できれば数日間滞在されて観察されることが理想的です。

どうしても親の側に行くことがむずかしい場合などは、親戚の人や近所の人に「様子がおかしいときは、連絡してもらえないでしょうか。」と頼んでおくのも一つの方法かもしれませんね。

また、両親2人だけで暮らしている場合ですが、どちらかが認知症なのにそれがもう片方の親が「子どもに迷惑をかけたくない。。。」という理由で隠していることがあります。
もし疑わしいような場合には、このようなことを頭の片隅におかれて親に直接確認してみると良いでしょう。

普段の「物忘れ」と「認知症」の違いはコレ!

意外とわかりずらいのが、普段の「物忘れ」というのが「認知症の物忘れ」とどう違うのか?ということです。

私たちが毎日暮らしている時の物忘れが、「昨日の夕飯のメニューをすぐ思い出せない」というのなら、認知症の場合は、「昨日夕食を食べたこと自体を思い出せない」ということになります。

「うっかり約束の時間を忘れる」とか「ものをどこにしまったか忘れる」ということもシニア世代の私たちにもよくあることですが、認知症になってしまうと「約束したこと自体を思い出せない」なかったり、「ものをしまったことを自体を思い出せない」という症状にまで進んでしまうのです。

まとめ

認知症の症状というのは、大きく2つに分類されていることがわかりました。
それらの症状をしっかりと理解されることで「もしかして、わたしの親は認知症かも?」と思っても心配はいらないと言っても過言ではないでしょう。

なぜなら、認知症は、家族のちょっとした心遣いやふれあいの時間を過ごすことで、なんらかの異変には少しでも早く気付いてあげるのも優しさです。
そのためには、親が高齢になってくると「認知症になるかもしれない」という疑いの目で親を観察してみることも必要になってきます。

親の老後を考え、健康的で生きがいのある楽しい人生を送ってほしいと考えているのなら、あなたが認知症について強い意識をもって理解されることで早期発見、早期治療が可能になりますので家族の明るい将来も約束することができるでしょう。

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