なぜ、認知症になるのか?原因はあの病気にあった!

最近では、少子化にともない社会が高齢化しているということもあり、テレビ・雑誌などで「認知症の特集」が、組まれたりしているのをよく目にします。

そもそも認知症とは、何らかの原因によって脳がダメージを受けてしまい「記憶する」などの認知機能が低下するために毎日の社会生活を送るのに支障をきたしている状態のことを言います。

では、「どうして認知症になってしまうのでしょうか?」。今回は、その認知症の主な原因などを調べてまとめてみましたのでご参考にしてみてください。

アルツハイマーが60%、脳血管症が20%。

「どうして認知症にてなってしまうのでしょう?」その原因はなんと、アルツハイマー病や脳血管障害という病気にあるというのです。特にアルツハイマー病が最も多くて全体の60%も占めているというのです。

アルツハイマー病は、脳にアミロイドβというタンパク質がたまることで神経細胞が壊されてしまい認知機能が低下してしまうという病気です。

次に多い原因となっている病気は、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害によるものです。
ですが、梗塞や出血の場合は、怖いことに自覚症状がでにくいために気付かないうちに認知機能の低下が進行しているというケースがあるので要注意といえます。

つまり、アルツハイマー病と脳血管障害だけで80%を占めるわけですから、裏を返していえば、この2つの病気に陥らないことが一番の「認知症予防」に大きくつながるわけですね。

認知症と間違えやすいうつ病(老人性うつ)

アルツハイマー病と脳血管障害のほかに原因として3番目にくるのが、「レビー小体病」です。このレビー小体病は、脳に「レビー小体」という物質が溜まり、脳が萎縮していまう病気です。

この病気はパーキンソン病とも関連があり、認知症を伴うパーキンソン病だと「レビー小体型認知症」であるといわれます。

このほかにも大脳の前頭葉や側頭葉がやせてしまう「前頭側頭葉変性症」などがあります。

もうひとつ覚えておきたいのが、認知症と間違えやすい「うつ病(老人性うつ)」というのがあります。
こちらは、症状があまりにも認知症と似ているため医師でも間違えやすい病気といわれるのですが、元気がなくなり、ふさぎ込むことが多くなってきたりするときはうつ病からきているとも考えられますので頭の片隅にでも覚えておくといいでしょう。

要注意!軽度認知障害(MCI)とは?

また、こんな方はいませんか?
物忘れが多い、約束をわすれる、積極性も低下しているなど認知症のような症状があるものの、日常生活を送るにはそれほどの支障はありません・・・という方です。

検査でも脳の萎縮などがまだ目立たないという状態なのですが、これは「軽度認知症障害(MCI)」といわれるものです。
つまり、認知症ではありませんが、このまま放置して生活していると何年か後には、認知症になってしまう可能性がありますよ・・・という状態です。

それでもご安心ください、このよう方は、ウォーキングなどの有酸素運動や、知能機能を活性化させるゲームや楽器演奏などがとても効果的だと言われています。

毎日、健康的なことを楽しくするだであなたの人生がみるみる違ってきます。

以上で「認知症になってしまう原因」についてお伝えしてきましたが、私たちを含め、親の世代の方になれば認知症になる可能性が高くなることは間違いありません。

認知症にならないためには、どうすればいいのか?

ここに意識をおくだけでその効果ははっきりと現われ、親老はもちろん私たち子ども世代においても人生を左右する重要なポイントといえるでしょう。

認知症と診断されるまでには、小さな症状が気付かないことが多いという点で、先ほども述べたウォーキング(散歩)やゲーム、楽器演奏などを取り入れた毎日が楽しくなるような趣味をするなどして生活習慣を見直されることが何よりの認知症対策です。

高齢の親だからというわけでなく、私たちの年齢からもここを意識して毎日の生活習慣をあらためていきたいと考えます。

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